バイク 定番トラブル解決マニュアル

トラブルに備えよう!不調のライトに要注意

不調のライト

バイクに起こるトラブルの中には、特に多く見られるものがあります。ライトに関するトラブルもその一つです。エンジンの不調などと比べて軽視する人が多いですが、夜間の視認性の低下は非常に危険です。大きな事故に繋がりかねないので、早急に解決する必要があります。そのためには、早期に原因を特定することが大切です。

たとえばハイビームとロービームのどちらか一方が点灯しない場合があります。その場合は、単純にバルブが消耗している可能性が高いです。ライトを開けてフィラメントを確認しましょう。バルブの消耗はバイクを長く使っていると、高確率で起こりうるといえます。基本的には電球を交換するだけで直るので、古くなってきたら予備を用意しておくと安心です。

また原因として、ヒューズが切れているケースも見受けられます。バイクの電気系統に影響する修理や改良を行った場合に起こりやすいです。バイクのボックスを開けると状態が分かるので確認してみましょう。切れている場合は、ヒューズを交換する必要があります。また端子に問題があって、点灯しなくなっているケースも珍しくありません。たとえば端子に汚れがあり、通電が妨げられているケースも見られます。汚れている場合は、きれいに清掃することで正常な状態に戻ることを期待できます。接点が劣化している場合は、汚れを取り除いても直りません。その場合は、接点復活剤を塗布してみると通電するケースがあります。