バイク 定番トラブル解決マニュアル

ツーリング先で困らないためにも

ツーリング先でのバイクのトラブルは、基本的な点検を怠ったために起きてくるものが大半です。慣れてしまえば暖機中に終わってしまいます。点検をぜひバイクに乗る前の、習慣にしてください。ランプ類の点検、クラッチの点検、灯火類の点検、ウインカーの点検、ブレーキの点検やオイルの点検などちょっとしたことで、未然にトラブルを防ぐことが可能です。

手をヘッドランプにかざしてハイビームとロービームの切り替えを行うと、またがった状態でも簡単に点検ができます。テールランプも手をかざして、ブレーキランプを点灯させます。クラッチレバーは握った感覚でレバーの遊びを確認します。基本的にクラッチは少しずつ摩耗していきますので、遊びは一定ではありません。レバーの遊びが大きすぎればクラッチは切れなくなり、遊びがないとクラッチが滑る原因になります。ウインカーは乗ったままで、点滅の確認を行います。タイヤは定期的に空気圧をタイヤゲージで図っていれば、日常の点検は手で押してみるだけでOKです。タイヤに刺さっている異物のチェックや、ホイールのガタなども同時に点検します。ブレーキレバーやペダルを操作して、手ごたえと遊びを確認します。油圧式の場合は同時にブレーキフルード、リザーバータンクのオイルの量や、ホースのつなぎ目からの漏れもチェックします。4サイクル車はエンジンオイルの量と汚れ具合を確認します。2サイクル車は、オイルの量の点検とミッションオイルの点検をします。ツーリング先で困らないように、しっかりと点検しましょう。

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